スキー汁 宿で振舞う 老夫婦[心] スキーに行って泊まった年老いた夫婦が営む小さな民宿．夕食に出されたのは「スキー汁」だ．スキー汁を啜る姿を影からじっと見つめる老夫婦．

「茎ワカメ」 そっと呟く お年頃[心] 一緒に風呂に入ってくれなくなったり，何か秘密の手紙を書いたり，部屋に入れてくれなくなったり，「茎ワカメ」と空を見て呟いたりする娘．微妙な年頃を持つ父親の苦労．

昼休み ポケモンごっこを やる上司[心] ある晴れた日の昼休み，「会社の近くの公園でポケモンごっこをやるから来ないか」と誘いを受けた．ここはどう答えるべきなのか．社会人としての力が問われている．

センター試 驚く程の 真ん中さ[心] センター試験を受けた受験生の丸和君．センター試験，別の言葉でいうなら，真ん中テストだ．噂でその真ん中ぶりを聞いていたが，実際目の当たりにしてみると，予想以上に真ん中ぶり．そんな真ん中ぶりに驚く丸和君だ．

グラタンを メニューに入れた 老舗寿司[心] 銀座で老舗の寿司屋をやっている親方が「変わる勇気も必要だ」と言ってメニューに加えたのは，グラタン．「このままグラタン専門店になったら困るな」などと笑いながら言う．でも，そのグラタンはあんまり美味しく…

青海苔は ヒゲから作ると 孫に言い[心] 「お義父さん！子供に嘘を教えるのいい加減に止めてください」

ボーイング 空でときめく 乗務員[心] 遥か上空を飛ぶジャンボジェット．中で繰り広げられているであろう乗務員達の愛憎劇に思いを馳せて眺める冬の空の趣深さ．

消しゴムと 名付けた犬の 愛おしさ[心] 隣で飼われているミニチュアダックスフントの「ショコラ」．その犬に勝手に「消しゴム」と名前を付けて呼んでいる．最近になってやっと「消しゴム」という言葉に反応するようになってきた．

我を見て 肉と思うな 我が犬よ[心] 最近，愛犬のジュリーが自分を見る目つきが変わってきた．餌を見る目つきに似ている気がする．ジュリーは一体何を考えているのだろう．

初詣 神社の鈴に ハムスター[心] 神社でお参りするときに鳴らす鈴．その中には，神主が間違えて入れたペットのハムスター．ガラガラとなるたび鈴の中で右往左往するハム丸ちゃんだ．

ロシア産 数の子詰める イワノフ氏[心] ニシン漁師のロシア人イワノフ氏．12月は，収獲したニシンの腹を割き，数の子を取り出して箱に詰める作業で家族全員大忙し．勿論，日本へ輸出するための数の子だ．何故この時期に数の子の需要が増えるのか分からないが…

料亭に 頼んだお節に ナポリタン[心] 京都の高級料亭に予約して届いたお節料理．重箱の角に鎮座するナポリタンスパゲティーは一体何なんだろう．