はるうらら 一回入れ替え うるはらら[心] 「そういえば，『はるうらら』って，『うるはらら』だよな」 移り行く春に思うどうでもいいこと．久蔵の80回目の春は無駄に過ぎて行く．

十二支に 祖父が加わり 十三支[心] 祖父の重治(95歳)の干支への貢献が認められ，新たに十二支として加わることになった．順番は，祖父の希望で「午(馬)」と「未(羊)」の間だ．子，丑，寅，卯，辰，巳，午，重治，未，申，酉，戌，亥．十二支から十三支へ．歴…

ポロシャツの ポロに着られぬ 悲しさや[心] 馬に乗り，スティック状の物でボールを打ち合う貴族が嗜む上流階級のスポーツのポロ．そんなスポーツのユニフォームといえばポロシャツだ．激しいスポーツから守らなければならないと使命感に燃えるポロシャツ．し…

将来に なりたいものは 山手線[心] 3歳になる孫の将来の夢は「山手線」．運転士でもなく，車掌でもなく山手線その物．毎日くたびれたサラリーマンを運ぶのが夢らしい．夢があるのかないのかよく分からないお祖父さんの重治は今年70歳だ．

ポッターが 恨みを込めて 藁人形[心] 陰気な性格のポッター君．訳が分からぬまま入学してしまった魔法学校では，何だかよく分からないけど英雄扱い．英雄に相応しいよう無理して明るく振舞ったものの，もう限界だ．嫌な人たちの顔を思い浮かべ，丑三つ時に神…

ドリアンが 王と呼ばれる 悲しさよ[心] 果物の王様と呼ばれるドリアン．「あんな臭いやつが王なんてありえねえよ」と不平を漏らすバナナやリンゴの悲しさ．

ツル草に パーマネントを かける母[心] おしゃれなパーマネントが好きな母．部屋の観葉植物にまでパーマネントをかけ始めた．母のおしゃれパーマネントの行き着く先には何が待っているのだろう．

「エロかわ」は きのこでいうなら なめこ茸[心] この例えは，非常に的を得ていると確信している．

何運ぶ ボディビルダの 小巾着[心] ボディービルダーの加藤さん．コンビニエンスストアへ，スポーツジムへ，どこへ行くときでも，いつも肌身離さず持っているのは，お祖母ちゃんからもらった小さなな巾着袋．何が入っているのか，それは加藤さんしか知らない…

霊写真 パーマネントに 母の影[心] テレビで放送されていた心霊写真特集．その中の一枚に移っていた霊に見覚えのある顔が．特徴的なパーマネント，豹柄のトレーナー，どう考えても母としか考えられない．もしやと思って実家に電話したが，「嫌ねえ，あんた．…